2、教師義納金改定
宗門財政の根幹を支える負担金、義納金、礼録のうち、義納金と礼録は平成5年に改定した後は13年間据え置かれてきました。750慶讃事業に関する特別賦課金があったからです。しかし、ここにきて宗門の予算収入が前年度割れする事態が続いており、新宗門運動を展開する意味においても、是非とも財源確保が必要になってきました。そこで今般平成19年度から教師義納金の改定が提案され、可決されました。
教師義納金改定(新旧対照) | |||
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旧 | 新(円) | 上昇率(%) | |
基本義納金 | 5,000 | 7,000 | 40.0 |
大僧正 | 500,000 | 650,000 | 30.0 |
権大僧正 | 300,000 | 390,000 | 30.0 |
僧正 | 150,000 | 200,000 | 33.3 |
権僧正 | 100,000 | 127,000 | 27.0 |
大僧都 | 63,000 | 80,000 | 27.0 |
権大僧都 | 30,000 | 35,000 | 16.7 |
僧都 | 30,000 | 35,000 | 16.7 |
権僧都 | 30,000 | 35,000 | 16.7 |
大講師 | 13,000 | 15,000 | 15.4 |
権大講師 | 13,000 | 15,000 | 15.4 |
講師 | 13,000 | 15,000 | 15.4 |
准講師 | 6,000 | 6,500 | 8.3 |
各僧階の義納金の改定額は別表のとおりですが、義納金総額として3億9000万円(平成18年度)が4億9000万円(平成19年度)と約1億円の増となります。
私としては、全国教師の負担増は極力回避したいと思う一方、宗門発展のためには資金的な裏づけが必要であり、今回の決定は止むを得ないものであったと考えております。
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